Floating Echosは、少し静かな夜に聴きたくなるプレイリスト。 どの曲も派手さはないけれど、耳の奥でふっと響いて、気づけば心が落ち着いている。Radioheadの「Idioteque」から始まる少し不思議なテンションが、夜の空気を一段深くしてくれる。そこにBeirutの「Santa Fe」やThe Rah Bandの「Messages from the Stars」が加わって、電子音と生音がゆるやかに混ざり合う。

仕事を終えて家に帰ったあと、部屋の照明を少し落として、窓の外の街灯をぼんやり眺めながら聴くのがちょうどいい。音がまるで呼吸のように広がり、忙しかった一日の余韻をやさしく包んでくれる。

静けさの中に少しのメランコリー、でもどこか前向きなエネルギーも感じる──「Floating Echos」は、そんな夜の小さな逃避にぴったりのプレイリストだ。